brkt4のブログ

思ったことを書きます。特にテーマなどは絞りません。

サクラよりも

生物の授業で

高校3年のときの生物の授業で先生がこんなことを言っていた。

そのときは花芽の形成の話をしているときだった。それに関連した話として、桜(主にソメイヨシノなどに代表されると思うが)は接ぎ木によって全国に植えられており同じ遺伝子を持っているクローンである。したがって桜の花が咲く時期もバラバラではなく一斉に咲くのである。

このことから先生は「桜はみな一様であり個性がない、ところが梅の花は個体それぞれ個性があり花の色も違う、私は個性がある方が好きだ。」といっていた。

 

なるほどなと思った。そもそもなぜ桜がすべて同じような花をつけるのか理由を考えたこともなかった。ただ単純に春になると花が咲いて綺麗だなとか、何となく思っているだけだった。この事実を知ると桜が私の心を癒してくれていた一方で、なんだか少し全部同じなのが悲しいような何とも言えない気持ちになってきた。これから桜の花を見るときはただ単に綺麗だ、素敵だとは思えなくなるかもしれない。