席替え2
一年前のことだ
始業式を迎えてから2日経った。冬休みの課題を確認するテストも終え、今日から通常通りの授業がある。
授業の中で提出物を集める機会があった。先生は後ろから集めて。と言っていた。提出物が二つあった。僕は両手にプリントと冊子を持って集めようとした。すると前にいた彼女が、あたし、こっちやるよと片方集めてくれた。
僕はあ、ありがとう。とだけ言って任せた。たった一言このやり取りだけだったが、僕は気になる女子と初めて話せたということに喜びを感じた。
昭和大のなにがいけないのか
皆さんもご存じのことと思うが最近テレビの話題はもっぱら昭和大学医学部入試の不正問題。
不正な得点操作というがいったい何が不正なのか。
新聞テレビ等によると、昭和大学は現役生と一浪生に加点していたのと大学ОGの子どもを優先的に合格させていたという。
現役生と一浪生に加点することの何が問題なのかと私は思う。秘密にやっていたことが不正なのか、あるいは得点操作をしていたことが不正なのか両方がだめなのか。よくわからない。
もし秘密に得点操作をしていたことが不正だというのであれば、現役生と一浪生には何点加点すると明記すればよいのではないかと思う。現役と一浪生は優秀な人材が多いと思うので加点しますとはっきり言えばよいのではないか。大学側は優秀な人材を集めたい。選ぶのは大学側の自由なのだからそれはそれでいいと思うのだが、たしかにどこかの大学みたいに男子に有利なようにするというのは差別につながるためだめだ、しかし選ぶ側にも選ぶ自由があるはずだと思う。
2019年上陸予定か
昨年沖縄に行った。そのときのバスガイドが言っていたことを思い出した。沖縄にはセブンイレブンがないらしい。まさか本当かと思ったが本当にないようだ。ところが2019年に店がオープンする予定らしい。
いよいよ沖縄に上陸か。
第一歩
寒稽古
中学生のときの部活動の顧問の話を思い出した。僕は剣道部だった。
季節は冬、たしか11月か12月頃だった。その時は土曜日の朝連で朝6時か7時だったか、とにかく早い時間から稽古をやっていた。体育館と武道場が寒いので白い息が出るほどだった。面をつけて練習する前の顧問の話であった。
「冬は寒いが、冬の特に朝はもっと寒い。温かい毛布に包まっていながら目が覚める。その時自分と葛藤する。もう少し暖かい毛布に包まっていたいと思う自分と戦って、寒いけれども自分の身体を自分で起こす。これも修行だ。」
剣道7段55歳ぐらいの顧問の言葉だった。いま考えれば、親に起こされてばかりいないで、せめて自分のことぐらいは制御できるようになれという意味が含まれていたんではないかと思う。大げさかもしれないがそのことが自立の第一歩であると。
サクラよりも
生物の授業で
高校3年のときの生物の授業で先生がこんなことを言っていた。
そのときは花芽の形成の話をしているときだった。それに関連した話として、桜(主にソメイヨシノなどに代表されると思うが)は接ぎ木によって全国に植えられており同じ遺伝子を持っているクローンである。したがって桜の花が咲く時期もバラバラではなく一斉に咲くのである。
このことから先生は「桜はみな一様であり個性がない、ところが梅の花は個体それぞれ個性があり花の色も違う、私は個性がある方が好きだ。」といっていた。
なるほどなと思った。そもそもなぜ桜がすべて同じような花をつけるのか理由を考えたこともなかった。ただ単純に春になると花が咲いて綺麗だなとか、何となく思っているだけだった。この事実を知ると桜が私の心を癒してくれていた一方で、なんだか少し全部同じなのが悲しいような何とも言えない気持ちになってきた。これから桜の花を見るときはただ単に綺麗だ、素敵だとは思えなくなるかもしれない。
すみませんではなくて
僕の周りの人は何かをやってもらった時、すいませんとかすみませんという。これは手間をとらしてもらって申し訳ないという意味なのだろうが、何も悪いことをしたわけではないのになぜ謝るのだろうか。こういう場合はありがとう、ありがとうございます。といえばいいものをと思う。